ブラインドサッカーのため一人一人アイマスクを着用しての体験です。アイマスクをつけることで見えなくなります。頼りは声と音です。専用のボールは転がると音が鳴ります。その音を頼りにボールの場所をつかみます。音だけでは見つけることが難しいのでまわりの子の声が必要になります。音と声を上手に組み合わせながら指示を出していきます。自然に協力が生まれます。本プログラムのねらいにどんどんと迫っていきます。一緒に喜んだり、悔しがったりする姿は素敵でした。
　講師の先生から「うまくいかなった時、なぜうまくいかなかったのか。どうするとうまくいくのか、自分で考えたり、友達に聞いたりすることで新しい発見があります。今日のサッカーのようにうまくいかなかったことをどうするかよいか考えることを、これからの学習や生活にも生かしてほしい。」という話をいただきました。
　楽しみながらもこれからの生活にとって大切なことを学べた体験になったかと思います。

　１月２５日（水）日本ブラインドサッカー協会の方をお招きし、ブラインドサッカー®体験を行いました。本体験は、ダイバーシティ教育プログラム「スポ育」事業による一つです。本プログラムには、「コミュニケーションの重要性」「個性の尊重」「チームワークの大切さ」「チャレンジ精神の醸成」「障がい者へ理解促進」「ボラティア精神の育成」の６つねらいがあり、体験を通し、自ら気づき、考えを深め、実践をすることで理解を深めていけるようにと体験プログラムになっています。
　実際に体験を行っていくと、最初は緊張した面持ちの子供たちでしたが、活動が深まっていくにつれ笑顔も多くなってきました。子供たち一人一人の中に、何か感じるものがあったのではないでしょうか。

　６年生の算数ガンガンクラス（どんどん学びを進めたい子が集まるクラス）では、子供たち自らの選択により、単元(資料の整理)内自由進度学習を取り入れています。自分のペースで、自分に合った学び方で学習を進めています。1人でじっくり進める子、友だちと相談しながら進める子、先生にわからないところを聞きながら学ぶ子、学ぶ相手も自分で調整します。更には、学ぶ場所も自己決定し、静かな場所で学びたい子、少し話し声が聞こえる場所で学びたい子・・・図書室や空き教室なども使い、自分に合った学習環境を選択します。教科書の基本的な学習内容は早々に理解し、中学の問題にまで挑戦している子どももいました。このように、従来の一斉指導型の学びをアップデートした「新しい学び方(個別最適な学びと協働的な学び）」にも挑戦しています。

　６年生「図工」の様子です。思い出の風景を描いていました。遠近法を利用し、描いています。手前に見えるものと遠くに見えるもののバランス、色の濃さを意識していました。心にも残る作品になるといいですね。

　６年生「社会」の様子です。戦後のくらしについて調べていました。戦時中との違いを教科書や資料集、動画から見つけまとめています。ここからが日本の発展のはじまりです。どんな発見があったでしょうか。

　６年生では、発育測定の時間を使って、「救急蘇生法」のことについての学習をしていました。救急車を呼ぶと平均して６分間で到着する、この６分間でできることは何か、ということを学習していました。これから社会に出て行く６年生にとってとても意味ある勉強です。