今年子どもたちが選んだ曲は「群青」です。この曲は福島県南相馬市立小高中学校平成２４年度卒業生が作詞したものです。小高地区は福島第一原発の北、半径２０ｋｍ圏内に全域が入り、住民全員が今なお避難生活を送っています。震災当時中学１年生だった生徒１０６名。４月２２日に市内の中学を間借りして学校を再開したときは、学年の生徒は７名となっていたそうです。別れを告げることも、再会を誓うこともできないままそれきりになった友たちへの心からのエール、「群青」の町で再び集う日を思い描き、今日を生きる力へとつなげている想いのつまった曲です。子どもたちは曲を歌うにあたり、震災のこと、現在の状況等学びました。そして、パートリーダーがアイデアを出し、自分たちの思いを都度書き込めるよう工夫し歌を創り上げていこうとしています。

練習は朝７時４５分に開始です。坂っ子の朝は早いんです！ちなみに運動会の時もそうでした。坂っ子たちの体には「朝練」は当たり前の習慣になっています。ですから、朝にもかかわらず、響き渡る美しい歌声が校舎を駆け抜けていきます〜。低学年の子たちはその音楽を感じながら校庭を元気よく遊んでいます。今年赴任した私にとっては不思議な感覚です。この一体感・脈々と続く伝統のようなものを感じます。

１０月２２日に行われる市内音楽会に向けて特訓中です。坂小は小規模校なので毎年４．５．６年生の混成チームで参加しています。６年１１人、５年２４人、４年１５人の計５０人。写真はパート別の練習風景です。パートリーダーががんばってパートを引っ張っています。

三ツ谷からの眺めです。我ながらよくとれました。ベストショット！坂地区から臨む三島市内と駿河湾。柿がぽつんと一個実っていました〜上を向いてきょろきょろ歩いていると足元にカミキリ虫？！がとんできました〜。自然がいっぱいです。

強飯坂を下り終わり幹線道路との合流点です。強飯坂の由来が書いてある看板です。ちなみに３枚目の写真軽トラの横に走っているマラソンランナーは三ツ谷まで児童を送りとどけ学校へ帰る途中の中山先生です。