校舎脇の山茶花（さざんか）が、可憐な花を咲かせています。
　グランドの南側の銀杏（いちょう）は、目にあざやかな黄金色に葉を染めています。
　朝晩の冷え込みが厳しくなり、自然の景色は“秋”から“冬”に移ろいを見せ始めました。
　でも、今日も子どもたちは、冷たい風をものともせずに、「全校運動」に取り組んでいました。一生懸命走る子どもたちにとっては、冷たい空気は心地よいものかもしれませんね。
　
＜＊「風邪」や「溶連菌感染症」での欠席者が増えてきています。『沢地カーニバル』や『持久走記録会』が控えていますので、体調管理に十分留意させてくださいね。＞

先人の苦労や努力を学ぶために、「祇園原用水」の見学に行ってきました。
　富士ビレッジにお住まいの、地域の歴史に見識の深い瀬古さんにガイドをお願いし、解説していただきながら、実際に山を越え、祇園原まで歩きました。
　今のように機械もない時代に、次の田植えに間に合うようにと、わずか４ヶ月間でつくり上げてしまったという三島の先人の功績に、子どもたちは驚いていました。用水は、農家が減った関係で、現在は使用していないようですが、のみでコツコツと彫ったことは見て取れました。

　「三嶋大社」では、私産を投じて村人のために用水をつくられた「矢田部盛治」さんにお会いし、感謝を込めて、４年生全員でお参りもしてきました。
　子どもたちはきっと、これからの給食で、お米を食べるときには、今まで以上に感謝の気持ちを込めて食べてくれることでしょう。

　３時間目、近隣にある「沢地幼稚園」と「光ヶ丘保育園」の年長児たちが、沢地小の体育館にやってきました。１年生の子どもたちと一緒に、＜リトミック＞を楽しむためです。この「幼稚園」「保育園」を卒園してきた１年生たちは、顔見知りの先生や園児たちに向かって、懐かしそうに手を振ったり声をかけたりしていました。

　＜合同リトミック＞が始まりました。
　保育園の子どもたちが、次々とお手本を見せ、幼稚園児、１年生がそれと同じことに挑戦していきます。手をつないで歩いたり、「金魚」から「亀」になったり、「とんぼ」になって飛び回ったり、「汽車」になって走り回ったり、２人一組で「舟」をこいだり……保育園児や幼稚園児に負けまいと、１年生たちは一生懸命、与えられた“課題”に挑戦していました。
　最後には、幼稚園の先生が教えてくださったダンスゲームを、園児たちと入り交じって楽しみ、＜リトミック＞が終了しました。

　園児たちは、１年生を“頼もしくて優しいお兄さん・お姉さん”と見てくれたでしょうか？　１年生たちは、“立派な先輩”になろうという自覚を抱けたでしょうか？　素敵な交流の場が設けられたことは、幼・保・小の相互にとって、大きな価値があったと思います。

　８時１０分。学級裁量の時間に、１年生は全員体育館に集まっていました。
　そして、リズミカルな曲に乗って、ジャンプしたり、腰を振ったり、手を突き上げたり……楽しそうに、可愛らしく、元気いっぱい踊りまくっています。
　
　来週行われる＜沢地カーニバル＞では、２年生以上の各クラスは“お店”を出しますが、１年生には、その「始めの会」で、“パレード”を披露するという使命が与えられています。その際に踊るダンスの練習をしているのです。
　みんな踊るのが大好きなようで、なかなか難しい振り付けでしたが、見る見るうちに覚えてしまいました。

　楽しみです。このダンスがきっと、２年生以上のみんなの心を、“カーニバル”に向けて熱く熱く高めてくれることでしょう。１年生の皆さん、本番も、思いっきり元気なダンスを披露してくださいね。

　今日から、『持久走記録会』に向けての「全校練習」が始まりました。例年は、朝の８時１０分から行っていましたが、“子どもたち一人ひとりの健康状況を確実に把握してから行った方がよいだろう”ということで、今年は、２時間目と３時間目の間の休み時間での実施になりました。

　１０時１０分には、全校児童が運動場に出て、自分のクラスの待機場所に集合します。そこで、準備運動を念入りに行って、いよいよスタート！
　１・２年生はいちばん内側のコース、３・４年生は中央のコース、５・６年生はいちばん外側のコースを走ります。
　走る時間は、流れる音楽によって示されます。１曲目が終わった時点で、１・２年生は走るのを止めて歩き出します。３〜６年生は、２曲目が終わるまで走り続けます。
　初めての「全校練習」ということもあって、まだ、自分のペースをつかめていない子が多いようです。ですから、最初に飛ばしすぎて、後半ばてばての子も……。
　でも、１年生が一生懸命走っている姿を見たら、上の学年の子どもたちも負けてはいられません。最後までみんな、がんばって走り抜きました。

　あと６回ありますが、この時間帯だけの練習ではなく、もう、朝や放課後などに、自ら進んで走っている子もかなり見られます。
　さあ、これを契機に、子どもたちに大きな力をつけていって欲しいものです。