5月7日の登校する日に校長からのメッセージと共に「校長先生に今の思いを伝えよう」という課題が生徒全員に出されました。早速、その課題に取り組んで投函してくれた葉書が届きました。学校から渡された葉書ではなく、封書にして送ってくれた生徒もいました。
　送られてきた葉書の一枚一枚を読み、胸が熱くなりました。なぜなら、北上中の生徒たちはこの苦しい辛い状況でも前を向き、未来を考え、一生懸命生活してることがデジタルではないアナログの手書きの文字、行間、葉書いっぱいに書かれた絵から伝わってきたからです。一部を紹介します。

　「……感染が広がったら私の大切なものを失ってしまします。大切なものは命あってこそ守れるものです。生きていれば何でもできます。転んでも失敗してもやり直すことができます。何よりも大切なことは生きるということだと私も校長先生のお手紙を見て思いました。学校が始まることを願うと共に大切なものを守るために考えて行動していきたいと思います。」

　「私はこの期間中何か新しいことを始めたいと思い「料理」をしました。今までは少ししか手伝いをしていなかったけれど、自分1分1人でオムライスやリゾットやパンなど作れるようになりました。そして何より私には中1と小3の妹がいるのですが、2人とたくさん遊んで今までよりも仲良くなりました。休校になり、さみしくなったり、不安になったりしたことはありましたが、良いこともあったり、自分を見直す時間ができたりもしました。世界が早く平和になるといいです。校長先生もお身体には気をつけてお過ごしください。」

「これは神様がくれたメッセージだと僕は思います。今まで当たり前だった日常がなくなり学校に行けなくなりました。神様は当たり前の日常のありがたみを伝えてくれたんだと思います。この神様からのメッセージを無駄にしないように『今しかできなこと』をしてコロナ収束後に活かしていきたいと思います。」