「学校の先生はいいですねえ。夏休みがあって。」
―そんな保護者の声を耳にすることがあります。
　子どもたちの「夏休み」が始まって３日。……でも、学校はまだ動いているのです。
　
　２９日（月）には、指導主事をお招きしての「勉強会」を開きました。この４か月間の研修を振り返り、「夏休み明け」を見つめ、子どもたちにとっての“よりよい授業”を検討し合いました。

　今日は、１・２年の先生方が、「運動会」での団体演技の踊りの練習に一生懸命取り組んでいました。振り付けを覚えながら、子どもたちには何と言って伝えようかと意見を交換していました。

　子どもたちの「夏休み」は、教職員が、力を向上させて蓄える期間なのです。来週は、市内の全ての先生方が、あちらこちらの学校に分かれての「勉強会」も開かれます。

　明日から「夏休み」。
　
　５・６年生は合同で、９月の「運動会」に向けて、『ソーラン』の練習を行っていました。
　まずは、昨年踊っている６年生が、５年生にお手本を見せました。（自分たちが“お手本”なんだ！）……そんな気持ちが伝わってくるような真剣な踊りっぷりでした。そしてもちろん、５年生も、それを真剣な眼差しで見つめていました。

　次に、６年生が近くにいる５年生たちに“個別指導”を行います。
　　「もっと腰をぐっと下げて。」
　　「手首は柔らかく、波のように動かして。」
　　「力強く網を引くんだよ。」
―去年、自分たちが注意された点を、今度は自分たちが＜先生＞になって、丁寧に教えていました。
　
　「夏休み」……５年生たちは、＜先生（６年生）＞に教えられたことを思い起こしながら、自主練習に励むことでしょう。
　学校を引っ張っていく５・６年生の、物事に真剣に向かう姿勢に、感動を覚えました。

　今日は、１年生から３年生までを対象にした、『はとぽっぽの会』の皆さんによる読み聞かせが行われました。
（※『はとぽっぽの会』とは、三島市が生んだ童話作家・小出正吾さんの作ったお話を、後世に継承していこうという意思を持たれた方々の集まりです。）

　１年生には『ちびと　のっぽ』、２年生には『七つの星』、３年生には『ぜっぺき』と、学年の発達段階に応じたお話を選んで読んでくださいました。
　１年生の中には、幼稚園の時にもこの方々に読んでいただいたことを覚えていた子も、かなりいました。

　郷土が生んだ童話作家「小出正吾さん」―我々も、大切にしていきたいものです。