５０メートル競争の後は、子どもたちからの質問タイムでした。次々挙がる子どもたちからの質問に、春田さんは快く、真摯に答えてくださいました。
　「周囲への感謝の気持ちをもつこと」「好きなものを見つけて、それに全力で取り組むこと」という春田さんからの熱いメッセージが、子どもたちの胸に強く残った特別授業となりました。

　今日の授業は２時間続きで、１時間を講話、もう１時間は陸上体験授業をしていただきました。講話の最後には、義足の仕組みを詳しく説明するために、子どもたちの目の前で義足を取り外し、一人一人と交流する時間も設定してくださいました。
　講話の後は運動場に出て、子どもたちと５０メートル競争を行いました。子どもたちは、一緒に走ることで春田さんの速さを体感し、びっくりしていました。

　本校はオリパラ教育推進校として活動しています。本日は、４年生が、パラリンピアン春田純選手との交流体験授業を行いました。春田選手は、ロンドンパラリンピック出場経験をもつアスリートで、総合的な学習の時間に福祉について学んでいる４年生の子どもたちに、障がいと福祉、キャリア教育の視点からお話をしてくださいました。
　義足を使用することになった経緯からパラリンピック出場までの道のりを詳しく語ってくださる春田さんのお話に、子どもたちはすっかり引き込まれていました。