呼名された児童が、一人ずつ順番にステージにあがり、中学校進学に向けた夢や将来の夢を語ります。
　中学校に入ってからがんばりたいこと、大人になってなりたいもの……子どもたちの声が、屋根を打つ雨音に負けじと、天井に響きます。
　
　そして、どの子も、この晴れの舞台にふさわしい、晴れ晴れとした表情で、「卒業証書」をいただいていきました。
　式場の後ろの方に座られた保護者の皆さんにも、我が子の表情が見えるようにと、ステージ脇にはスクリーンが設置され、子どもたち一人ひとりの授与される顔の表情が、大写しにされていました。
　
　式は、おごそかな雰囲気の中で、進行されていきます。

　８時５５分、いよいよ“卒業生”が入場してきました。―今年度は、３クラスの８３人が卒業します。

　在校生の代表としての５年生の子どもたち、たくさんのお父さんやお母さん方、２０人を超える来賓の方々に見守られながら、“卒業生”一人ひとりが、胸を張って堂々と、でもちょっとはにかみながら、式場を埋めていきました。
　“卒業生”を先導してきたそれぞれのクラス担任は、感激で胸がいっぱいなのか、緊張した面持ちです。

　……そして、いよいよ、「平成２３年度・卒業証書授与式」が始まりました。

　今朝、テレビ放送を使っての、「児童会終了式」が開かれました。
　
　４・５・６年生の、後期の児童会役員が全員そろい、一人ずつ順番に、この半年間の活動を振り返ったり、来年度の児童会活動への期待を語ったりしました。（残念ながら、学級閉鎖中の６年１組の役員の分は、“代読”になってしまいましたが……。）

　どの役員も、児童会活動でのリーダー体験を、自分にとって大きなプラスだったと受け止められたようです。
　確かに、例年どおりの児童会行事を踏襲するだけでなく、「東小をよりよくしたい・より豊かにしたい」という思いを持って活動を推進してきた役員たちでした。
　＜ろうかの歩き方をよりよくしたい＞と、昼休みにはろうかに立って皆に呼びかけていることがありました。＜皆で一緒になって遊びたい＞と、１２月には『サンタ鬼ごっこ』を企画したこともありました。

　今年度の活動を生かして、来年度はさらに、全校の声を吸い上げた活動が実践されることを期待しています。役員さん、半年間、ごくろうさまでした。

　２３年度最後の、「ＡＬＴとの英語活動」が行われました。
　今年度から、５・６年生は、「外国語活動」を週１回ずつ行うことになりましたが、１年生から４年生までも、＜国際理解教育＞の一環として、各学年、年に数回ずつ「ＡＬＴとの英語活動」が実施されてきました。
　
　今日は、１・２年の４クラスでの実施でした。
　どのクラスの子どもたちも、わくわくしながら、ＡＬＴのライアン先生と、支援員の梅原先生を、職員室までお迎えに来ます。
　そして、お二人が教室に入るや否や大歓声！
　“Ｓｔａｎｄ　up！”・“Ｓｉｔ　down！”・“Ｌｉｓｔｅｎ！”・“Ｓｔｏｐ！”……耳にしたことがある英語に素早く反応して動くゲームに、みんな夢中になって挑戦し始めました。
　そこで改めてその日本語での意味を知った英語を生かして、今度は、「ドラえもんの命令ゲーム」。（日本では、一般的に「船長さんの命令」というゲーム名で行われています。）
　これにも、お二人の先生の英語に真剣に耳を傾け、思いっきり楽しんでいました。

　５・６年生は、この１年間でずいぶん英語に慣れ親しみ、友達とのコミュニケーション能力を高めることもできました。きっと、６年生は、中学校進学への不安の一つだった“英語に対する苦手意識”が、かなり軽減されたことでしょう。
　そして、４年生以下の子どもたちも、この授業を楽しみにしていたようです。
　「学級担任主導で進めていくことが望ましい」……当初は、そんな言葉から抵抗感が抱かれていた「外国語活動」でしたが、その価値の高さが、少しずつ先生方にも認められていった１年間でした。

　８日（木）、＜卒業＞を目前に控えた６年生が、「奉仕作業」を行いました。
　
　事前に、「実行委員」の子どもたちが、先生方全員に、どんな場所をきれいにして欲しいかとアンケートをとっていました。それを取りまとめ検討し合って、決められた場所に、６年生全員が振り分けられたのです。
　階段、壁、昇降口、トイレ、特別教室、図書室、体育器具庫……子どもたちは、必要な掃除用具を整えて、その場所に真っ直ぐ向かいました。
　そして、“ありがとう”の気持ちを込めながら、黙々と作業を続けました。

　そんな姿は、１年から５年の在校生に、きっと、＜６年生の頼もしさ＞を改めて感じさせたことでしょう。また、＜自分の学校を愛する心の大切さ＞も伝わったことと思います。

　６年生のみなさん、ごくろうさまでした。＜卒業＞まで、本当にあとわずか……。一日一日を、あなたの東小学校で、思い切り過ごしてくださいね。