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メッセージ欄
2017年2月の日記
▼ 2017/02/03(金) 節分 3
2年生の「豆まき」は、生活科の学習と結びつけて行われていました。
この時期の2年生の生活科には、「大きくなった自分のことをまとめよう」・「すてきな3年生になろう」という学習があります。そのために、“今の自分”と“これからの自分”を、しっかり見つめさせる場の設定が必要なのです。……そこで、この「豆まき」を機に、自分の心の中にいる“鬼”を見つめさせました。
黒板の、<心のおにをやっつけよう!>と書かれた課題の回りに貼られた、子どもたち一人ひとりが書いた“心の鬼”を覗いてみると、「忘れ物鬼」・「ゲーム鬼」・「好き嫌い鬼」……というような、自分の中の退治したい“鬼”がしっかり書かれていました。
最初に、童謡の『まめまき』を全員で歌い、続いて、絵本の『まゆとおに』の読み聞かせが行われました。雰囲気作りを大切にして、子どもたちの気持ちを高めていきながら、「豆まき」が始まりました。
ここでも、一人ひとりに“決意表明”をさせてから、豆をまかせます。
「忘れ物鬼、鬼は〜外!」 「ゲーム鬼、鬼は〜外!」
さあ、子どもたちは、<心のおに>を追い出して、新しい自分を作り出すことができるでしょうか。これからの変身ぶりを楽しみに見守っていきたいものです。
▼ 2017/02/03(金) 節分 2
8時半前後から、1年生・3年生の「豆まき」が始まりました。
1年生は、黒板に貼られた“鬼”めがけて豆を投げています。
「鬼は〜外! 福は〜内!」……元気な声が教室に響いていました。
「絶対に床に落ちている豆を拾って食べないこと!」―どうやら、投げる豆と食べる豆を別々に用意してあるようです。
3年生は、黒板の「自分の心の中にいる“鬼”」めがけて豆をぶつけます。
おやおや、“鬼”のお面をかぶった子もいるようです。“鬼”の役をぜひともやらせて欲しいと、自らお面を持参した子たちだそうです。
「絶対に優しく投げるんですよ。」……先生の事前指導のおかげで、追い払わねばならない“鬼”に向けて、みんなやさしくぶつけていました。
<衛生>や<安全>を気づかった、ほんわかした「豆まき」になりました。
▼ 2017/02/03(金) 節分 1
今日は<節分>です。
1年生の教室の入り口には、手作りの「ひいらぎ」と「いわし」が吊してありました。……そう、教室の中に“鬼”が入ってこないようにしているのですね。
<読書旬間>中なので、今朝も、6年生の図書委員が、1年生のそれぞれのクラスに読み聞かせに来てくれました。
携えてきた本は、『鬼といりまめ』・『おばあちゃんのえほうまき』・『せつぶんだ まめまきだ』……この日に向けて、しっかりと選書していました。
1年生たちは、この後に「豆まき」をすることになっていますから、読み聞かせのストーリーに興味津々です。「節分」って何なのか、なぜ「豆まき」をするのか……ここで教えてもらう機会が与えられました。
▼ 2017/02/01(水) 算数の公開授業 2
個々が自分の考えをまとめ上げた頃を見計らって、グループ学習が始まりました。“子どもが互いに伝え合い、学び合う場がある”ことも、研修の大きなねらいの一つになっています。……グループごとに、子どもたちは順番に互いの考えを発表し合っていました。
「そうじゃないよ。分母が8だから、1Lを8等分して考えなきゃ。」
中には、ここまでの学習が十分理解できていない子に、同じグループの仲間が“ミニ先生”となって教えている姿も見られました。
個々で考える時間も必要かもしれませんが、仲間と考えを交換し合うことを通して、間違いに気づいたり、考えを広げたり深めたりすことができるのですね。
なお、授業者は、仲間を納得させるために効果的な「説明ワード(説明する際に使うと効果的な言葉)」を提示し、グループ学習の手立てとしていました。
続いて、全員を黒板の前に集め、代表者の考えをみんなで聴く場が設定されました。これも、以前の公開授業で使われた方法です。目の前で仲間の声を受け止めること、聴く側が肩を寄せ合って互いの息づかいや反応まで感じること……それにより、子どもたちは、仲間の考えを自分により強く引きつけてとらえることができるようです。
子どもたちが全員席に戻ったところで、今日の学習のまとめが丁寧に行われました。そして、それを生かしたチャレンジ問題……どの子も飛びつくように取り組み、ささっと解答を書き上げました。どうやら確実に、今日の学習をつかめたようです。
たくさんの先生方に囲まれた中で緊張感もあったことでしょうが、温かなクラスの雰囲気の中で一生懸命学習を楽しむ子どもたちの姿が素敵でした。
今年度最後の公開授業。……この一年間の、先生方一人ひとりの前向きな姿勢が積み重なった、<沢地小の授業>の形がはっきりと見えてきたような気がします。