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▼ 2016/08/21(日) 小学校に泊まろう! 8
いよいよ、最後のプログラム・「防災ゲーム」が始まります。これこそ、このイベントのメインの活動となるのでしょう。
グループごとに知恵を絞り合って、クイズに答えたり、ウォークラリーに挑戦したりするのです。内容は、もちろん<防災>に関わることばかりです。
前半は、10問の「防災クイズ」。……これがなかなかの難問ばかりですが、仲間で意見を出し合いながら考える過程を大事にさせようというねらいだったのでしょう。
後半は、校舎内に散らばっている「防災設備」・「防災グッズ」・「防災施設」等を仲間と協力して探しまわり、そこに貼られたシールの表示を書き写してくるのです。
双方とも、6年生が中心になって話し合いや活動を引っ張り、<防災>に関する意識を大いに刺激する場となったと思います。
最後に、子どもたちに、がんばったご褒美にと、「非常食」が配られ、グループ内で分け合って試食しました。
毎年毎年、少しずつ改良が加えられているのでしょう。「乾パン」「ビスケット」「缶詰のパン」……どれもなかなか美味しかったようです。これもよい体験だったと思います。
▼ 2016/08/21(日) 小学校に泊まろう! 7
一夜明け、6時半にみんなで「ラジオ体操」を行った子どもたち。
今朝の朝食は「流しそうめん」です。
朝早くから、子ども分と大人分を合わせた“150人前”を念頭に、そうめんを茹で上げてきたお母さん方……さぞかし大変だったことでしょう。
“おやじ”の方々も、事前に切り、半分に割り、全ての節をそぎ落とし、きれいに内側を磨き上げてきた「竹」で、4つのレーンを作り上げました。
さあ、そうめんが流されてきます。昨年も参加した子は、すでにこつをつかんでいるようですが、初めて体験する子は、なかなかすくい上げることができないようです。……でも、それがまた楽しいのですよね。
1年生から6年生まで、満足気に食べ続け、苦しくて肩を上げ下げして息をする子まで見られました。それほど美味しかったということでしょう。
時々流れてくる缶詰のフルーツにも、大喜びの子どもたちでした。
▼ 2016/08/21(日) 小学校に泊まろう! 6
午後8時半を過ぎ、今度は「寝床作り」が始まります。
“おやじ”たちが、事前にあちこちに足を運んで回収していた「段ボール」が、子どもたちに配られます。もちろん、こうして床に段ボールを敷いて寝床にするのも、<避難所生活>の一部分を体験させるためのものです。
……“たかが段ボール、されど段ボール”。床にじかに寝るよりも多少は体に優しいでしょうし、保温効果も期待できそうではありませんか?
面倒くさがりの子たちはただの敷布団代わりに、そして、凝り性の子たちは段ボールを折り曲げたり立ち上がらせたりして、まくらの部分を作ったり、壁のようなものを構えたり……。
まあ、結局は、家で寝るような安定感・安心感と比べれば、いかに大変かを実感できただけでも、価値があったはずですね。
しかし中には、こんな状況下でも、熟睡できたつわものがいたようですよ。
▼ 2016/08/21(日) 小学校に泊まろう! 5
辺りも暗くなり、「肝試し」が行われます。
せっかく学校で一夜を過ごすのですから、“夜の校舎内”を歩いてみないのはもったいないことですものね。
ここでは、4人から6人の仲良しグループを作り、順番に出発していきました。
初めに、「怪談話」を聴く部屋に案内されます。ドアを開けて中に入ると、セーラー服を着た不気味な少女が椅子に腰掛けています。……もちろん“おやじ”ですが、もうここで、「やっぱり帰る」とリタイヤする子が現れます。そして、話を聴き終えると、そこでまたリタイヤする子が……。
やっぱり、“夜の学校”というだけで、恐怖感が倍増するのでしょうか。階段を上り、せっかく4階までたどりついても、そこからは進めずにリタイヤする子も……。
こんなに子どもたちが怖がってくれると、事前の準備に汗を流した“おやじ”の方々もやりがいがあったことでしょう。
さて、こんな状況で、子どもたちは体育館にお泊りできるのでしょうか……。
▼ 2016/08/21(日) 小学校に泊まろう! 4
いよいよ「夕食」です。自分たちで作ったカレーライスを食べます。
子どもたちは待ちかねたように、各自が持ってきた皿とスプーンを手に、長い列を作りました。
……と、ここで<防災>を意識した試みが加わります。家庭科室の入り口で、お母さん方が、子どもたちが手にした皿にラップをかけていくのです。
「避難所生活」では水さえ自由に使えなくなることがあり、食後に汚れた食器を洗う水さえ制限される―そんな状況を、子どもたちに意識させるための試みです。
子どもたちは、(そうか。これなら洗わずに、汚れたラップを始末するだけでいいんだ。)と納得しながら、ご飯やルーをよそってもらっていたようです。
校舎の外の地面に敷かれたブルーシートに腰を下ろし、傾きかけた日の光を受けながらの食事からは、あまりにも楽しくて、「避難所生活」は想像できなかったかもしれませんが……。
何回もおかわりに行く子が見られるほど、カレーはおいしく調理されていました。
▼ 2016/08/21(日) 小学校に泊まろう! 3
次のプログラムは、「カレー作り」。
家庭科室のスペースの都合上、1〜5班、6〜10班の2つに分かれ、「カレー作り」と「プールでの水遊び」を時間をずらして交互に実施することにしました。
1・2年生は指を使っての玉ねぎの皮むきや米研ぎ、3・4年生はピーラーを使ってにんじんやじゃがいもの皮むき、そして、5・6年生は包丁を使ってそれらの具材を細かく切っていきます。各班、12人前のカレーを作るのですから、なかなかの量になります。
「私、うちでもお手伝いしてるんだよ。」
「こんなの簡単すぎる。もっとやることないの?」
……自慢げに作業に取り組む子どもたちの姿は愛らしいものでした。
“粋なおやじの会”主催のイベントですが、それを力強く支えるお母さん方が、各調理台で、子どもたちにきめ細かな支援をしてくれていました。
家庭科室には、しだいにカレーの香りが充満してきて、空腹を刺激し始めました。
▼ 2016/08/21(日) 小学校に泊まろう! 2
このイベントの最初のプログラムは、『絵本と音楽の世界』。
「フラン」という名の、絵本の“読み聞かせ”を音楽に乗せて行う、素敵なグループをお招きしての時間が始まりました。(家庭教育学級」の学級生の方々のお勧めで、設けられたプログラムだったようです。)
ステージ上の大きなスクリーンに映し出される絵本。……それが美しい声で表現豊かに朗読されます。そして、そのBGMとして、ピアノやパーカッション、サックスの生の音が静かに流れるのです。
また、絵本の読み聞かせの合間合間には、楽しい手遊びが挟み込まれます。それにより、子どもたちの心は、しだいにほぐされていくようでした。
最後に紹介された絵本は、いもとようこさん作の『かぜのでんわ』です。これは、東日本大震災の後、岩手県に設置された「風の電話」をモデルに描かれた絵本です。人の命の尊さが、じんわりじんわりと心の中にしみ込んでくるお話です。このイベントのテーマの<防災>は、こうして、”命の尊さ”を振り返る場からスタートしたのです。
1年生から6年生まで、みんなしんみりとした表情で、お話に聞き入っていました。大事な大事な時間が過ぎていった感じがしました。
フランの方々の演奏で『ビリーブ』を合唱したり、アンコールに応えてディズニーアニメの曲を演奏してくれたりと、子どもたちの心に心地よい風を吹き込ませて、プログラムが終了しました。
▼ 2016/08/21(日) 小学校に泊まろう! 1
20日(土)、午後1時。体育館に、120人もの子どもたちが集まりました。
本校の“粋なおやじの会”が主催する、1泊2日の「小学校に泊まろう!」というイベントが始まるのです。昨年度から始まったイベントですが、今年度は、子どもたちに<防災>を意識化させることを前向きに狙っているようです。
体育館の壁際には、”お泊りグッズ”が詰め込まれたバックやリュックが、ずらりと並べられていました。子どもたちのわくわく・どきどき感まで詰め込まれているように、ぱんぱんに膨らんだものばかりでした。
最初に、オリエンテーションが行われ、12人ぐらいずつ集まって、10の班をつくりました。これが、この2日間、様々な場で行動を共にする仲間になるのです。本校では日ごろから、全学年混合の「サンシャイングループ」での活動を行っています。ですからここでも、急ごしらえの班なのに、5・6年の子どもたちが自然にリーダーシップを発揮して、いつの間にか笑顔をかわせるような仲間になっている感じがしました。