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▼ 2017/02/01(水) 算数の公開授業 2
個々が自分の考えをまとめ上げた頃を見計らって、グループ学習が始まりました。“子どもが互いに伝え合い、学び合う場がある”ことも、研修の大きなねらいの一つになっています。……グループごとに、子どもたちは順番に互いの考えを発表し合っていました。
「そうじゃないよ。分母が8だから、1Lを8等分して考えなきゃ。」
中には、ここまでの学習が十分理解できていない子に、同じグループの仲間が“ミニ先生”となって教えている姿も見られました。
個々で考える時間も必要かもしれませんが、仲間と考えを交換し合うことを通して、間違いに気づいたり、考えを広げたり深めたりすことができるのですね。
なお、授業者は、仲間を納得させるために効果的な「説明ワード(説明する際に使うと効果的な言葉)」を提示し、グループ学習の手立てとしていました。
続いて、全員を黒板の前に集め、代表者の考えをみんなで聴く場が設定されました。これも、以前の公開授業で使われた方法です。目の前で仲間の声を受け止めること、聴く側が肩を寄せ合って互いの息づかいや反応まで感じること……それにより、子どもたちは、仲間の考えを自分により強く引きつけてとらえることができるようです。
子どもたちが全員席に戻ったところで、今日の学習のまとめが丁寧に行われました。そして、それを生かしたチャレンジ問題……どの子も飛びつくように取り組み、ささっと解答を書き上げました。どうやら確実に、今日の学習をつかめたようです。
たくさんの先生方に囲まれた中で緊張感もあったことでしょうが、温かなクラスの雰囲気の中で一生懸命学習を楽しむ子どもたちの姿が素敵でした。
今年度最後の公開授業。……この一年間の、先生方一人ひとりの前向きな姿勢が積み重なった、<沢地小の授業>の形がはっきりと見えてきたような気がします。
▼ 2017/02/01(水) 算数の公開授業 1
2時間目、3年1組で、算数の授業が公開されました。
本校では、全ての教員が授業を公開していくことになっていますが、今回は、いよいよ最後の“公開授業”となります。
“公開授業”では、それぞれの先生方が、<よりよい授業>にするための工夫を盛り込んでいきます。次に行う先生は、それらを自分なりに色づけして授業に取り入れます。その積み重ねにより、<沢地小の授業>の質を高めていくことをねらってきたのです。
今回は、『分数 〜分けた大きさを表そう〜』の単元の「引き算」の学習です。
授業の導入では、電子黒板を使って、子どもたちに“「分数」の必要感”を高めていきました。ここまで学習してきた「足し算」をふり返らせながら、今日の学習への伏線を張っていきます。作成されたパワーポイントが効果的に視覚を刺激し、「分数の足し算」での学習が適確におさえられました。
そして、子どもたちの心を引き込むさり気ないストーリー展開の中で、今日の学習課題が投げられます。
「1L(リットル)あったジュースを、5/8L飲みました。残りは何Lでしょう。」
……今回の学習は、「引き算」であることと、「1という“整数”」が式に加わることが確認されました。
“子ども一人ひとりが自分の問題とする課題の設定”は、本校の研修のねらいの一つです。今まで提案されてきた手立てが上手に生かされていました。
子どもたちの挑戦が始まります。子どもたちの考えを支援するための様々な材料が用意されており、子どもたちは自由にそれを持っていっては、自分の考えを表現するために活用していきました。研修がねらっている“友達に自分の考えを伝える”という事前の意識づけが、子どもたちの活動を真剣に活発にさせていることを感じました。
▼ 2017/02/01(水) 保護者による「読み聞かせ」
<読書旬間>3日目。今朝は、保護者による「読み聞かせ」が行われました。
1年生の教室では、今週末にやってくる「節分」にちなんだ絵本が読まれ、子どもたちが食いついています。何と、豆まきで使う、豆を入れる升(ます)も用意されていました。
2年生の教室では、この寒い時期だからこそ、力強く生きる「野菜」に秘められた不思議を紹介する絵本が読まれ、子どもたちの興味を引き出していました。
……他の学年でも、空気の冷たさを忘れたかのように、子どもたちはすっかり<本の世界>に引き込まれていました。
どの方も、ご自分が訪れる学年の発達段階を考慮して、一生懸命“選書”されていることがうかがえます。ありがたいことです。こうした前向きな姿勢が、子どもたちの<本>への興味を引き出してくれているはずです。