2016年7月の日記
退所式を地域開放室で行いました。 PTA会長の稲葉様や校長先生が避難所生活についてのお話をしてくれました。その後、この体験の中で、一番チームワークがよく行動することができたAチームが表彰と、記念品のペットボトル灯篭をいただきました。 1泊2日、とても暑い中、PTA、保護者、おやじの会、さのっ子応援隊、そしてボランティアで参加してくれた中学生の皆様、本当にありがとうございました。
最後のプログラムは、レクリエーションでした。メディシングボールやドッジボールを行いました。 最後は、ドッジボール大会子どもの部優勝チームVSおやじの会&さのっ子応援隊で勝負をしました。結果は、僅差で子どもチームの勝利でした。悔しがるおやじの会の方々を見て、子どもたちはとても満足そうでした。
1泊2日、この体験で使った体育館やグラウンドの片付けと整備を行いました。 どの子も疲れていたと思いますが、愚痴一つこぼさず、一生懸命取り組むことができました。また、おやじの会の方がテントやかまどをあっという間に片付けてくださいました。ありがとうございました。
被災地でよく見る『バケツリレー』は、少ない労力で、たくさんの水や物を運ぶことができます。 今回は水ではなく、自分たちが寝床に使った段ボールを運び出しました。ものすごい枚数の段ボールがありましたが、一生懸命リレーしながら、運び出すことができました。
2日目の朝食は、配給体験ということで、全員食パンと菓子パンと牛乳をいただきました。ボランティアの中学生、6年生が中心になってパンや牛乳を配ってくれました。 避難所生活の食事は、数に限りがあったり、種類が少なかったりします。そんな苦労を体験することができたのではないかと思います。
6時半からは朝の集いでした。 まだまだ眠たいようでしたが、体と頭を目覚めさせようと、全員でラジオ体操をしました。
予定では6時起床でしたが・・・暑いのと、興奮していたのとで、なかなか熟睡することは難しかったようです。 眠い目をこすりながら、歯磨きをしました。実は、この避難所生活で大切なのは歯を清潔に保つということです。実際に避難する時、意外と歯ブラシを持たずに出てしまい、避難所生活をする中でむし歯になってしまうということがあるようです。避難用の持ち出しグッズの中に歯ブラシは準備しておきたいですね。
消灯時刻になりました。全体の様子を見てみると、ちょっと緊張気味の子と興奮気味の子がいました。今回の体験では1泊ですが、もし実際の災害時ではこの状況が数日から数週間続きます。このことを段ボール等で作った寝床でちょっと考えながら寝てほしいなと思います。
佐野小おやじの会と佐野っ子応援隊(中学生)たちが中心となり、キャンプファイアを行ってくれました。佐野の火の神がやってきて、ありがたいお話をしてくれました。命があること、普通に生活することの有り難さを改めて理解することができたと思います。
今回の避難所体験は地震が起こった時の避難について学んでいますが、地震大国日本では、いつどこで津波の恐怖にさらされるかわかりません。そこで、DVD『津波から身を守る』を鑑賞し、津波の怖さを知り、正しい避難の仕方について勉強しました。代表者に感想を聞いたところ、「いち早く高いところへ逃げることが大切だとわかった。」「小さな地震でも大きな津波が来ることがある。安心せず逃げることが大切だとわかった。」と答えてくれました。津波に対する知識を深めることができたようです。