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▼ 2016/04/22(金) 理科の公開授業 3
4時間目は、各自が付箋に書き上げた考えをグループの中で見つめ合う場が設定されました。
同じ考え・似ている考えをまとめ、いくつかに分類していくのです。
グループのメンバーが、ある問題について自由にアイディアを出し合う<ブレーンストーミング>という手法と、多くの意見・アイディアをグループ化し、論理的に秩序立てて整え、問題解決の道筋を明らかにしていくための<KJ法>という手法を効果的に生かした授業でした。
今年度最初の公開授業を、こんなに早い時期に行ってくれた授業者に、大きな拍手を送りたいと思います。
今日の授業を受けて、この1年間、全ての先生方が授業を公開していきます。互いの授業の“よさ”を引き継ぎ、そこに自分の“色”を加え、<よりよい授業>を生み出していこうという心意気を応援してくださいね。
そしてもちろん、互いの考えを大切にし合い、思いやりの心で話し合いを進めていった子どもたちにも大きな拍手を送ります。小学校の6年生という発達段階で、ここまでしっかり考えを出し合い、まとめ上げられたのは素晴らしいことです。この1年間、さらにどこまで成長していくか、楽しみにしていますよ。
▼ 2016/04/22(金) 理科の授業公開 2
各班に実験用具と一緒に、“3色の「付箋(ふせん)」”が配られました。
これから班ごとに実験を進めていく訳ですが、その前に、授業者は、先ほどの示範実験から考えた各自の思いを付箋に書かせました。
<赤い付箋>には、「きっと〜だからだ」という“自信のある考え”、
<黄色い付箋>には、「たぶん〜だと思う」という“少し自信のある考え”
<青い付箋>は、「ひょっとしたら〜かもしれない」という“あまり自信のない考え”
を書くように指示が出されました。
そして、「青い付箋が大きな発見につながることもあるんだよ。」という投げ掛けも加えて、子どもたちに、“分からない”という思いの価値の大きさを伝え、安心感を抱かせました。
班ごとに自由に実験を繰り返させながら、その過程で思いついた考えを、さらに付箋に書かせていきます。……子どもたちは、次々と付箋を使いながら、湧き上がってくる考えを書き続けます。その考えを証明しようと、実験に工夫を加えるグループも見られ始めました。
こうして実験を重ねることで、そこに、自分の考えが固まったり、変容していったりするのを楽しむ子どもたちの姿が見られました。
▼ 2016/04/22(金) 理科の授業公開 1
3時間目、6年2組の「理科」の授業が公開されました。このクラスの理科を担当する先生による『物の燃え方と空気』の授業です。
授業の導入では、「理科の学習で大切なこと」を再確認しながら、「今日も“不思議”を体験しよう!」と子どもたちの心をくすぐりました。また、グループでの話し合いでの、「友達の思いを大切にする姿勢」が豊かな発想を生み出すというという投げ掛けも行い、今日の授業の見通しを持たせました。
子どもたちの前で、示範の実験を行います。―ただ、ろうそくに火をつけ、集気びん(実験用の透明のびん)に中に入れるという実験です。
それでも、ここまで十分学習意欲を刺激されている子どもたちは、“不思議”を発見しようと体を乗り出して見つめています。
そして、火のついたろうそくを入れたびんに、静かにふたをすると……。
「ああっ、消える……。」「消えた!」
子どもたちから思わず声が上がりました。
「さあ、なぜ消えたんだろう?」
子どもたちの反応を受けて、授業者からすかさず、今日の学習の課題が提示されました。
▼ 2016/04/22(金) 覚えてね、「ラジオ体操」
朝、1年生の教室から「ラジオ体操」の曲が聞こえてきました。
……覗いてみると、確かに、1年生たちが曲に合わせて体操をしています。そして、教室の前を見ると、体育委員の6年生たちが、“お手本”となって演じていました。
今週は、毎朝7時50分から運動場で、この体育委員会が主催する「ラジオ体操」の講習会が開かれ続けてきました。
毎朝たくさんの子どもたちが進んで参加していましたが、そんな中、体育委員の子どもたちは、「ラジオ体操」を知らない1年生が多いことに気づきました。
そして、「運動会までに、1年生にもしっかり覚えてもらいたい」という強い思いから、こうして、1年生の教室への“出張講習”が開かれる運びとなった訳です。
間違えやすいところを、丁寧に繰り返し教えている体育委員のお兄さん。そして、それに一生懸命応えようと体を動かす1年生。……心温まる、素敵な光景でした。