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▼ 2016/06/18(土) 算数の授業公開 3
班ごとの発表が全て終わると、全員が黒板の前に集合しました。
今日の授業の流れが全て描き出されている黒板を前に、みんなで心を一つにして、この1時間の学習を振り返る場が設定されているのです。
1時間、椅子に座りっきりでは無く、様々な変化が工夫して与えられた授業です。子どもたちも、仲間の存在に囲まれながら学習していることを実感できますね。
再び自分の席に戻って、個々が今日の学習のまとめを書き終えると、最後に再び電子黒板に、<三角国の三角大王>から、今度は「お礼状」が映し出されました。
「たくさんの秘密を見つけたね。お礼にごほうびをあげよう。……実はこのごほうびにも、秘密が隠されているぞ。」―最後の最後まで、“遊び心”を大切にした楽しく充実した授業でした。
授業が終わって、各班に手渡された「ごほうび」は……。<万華鏡>です! 子どもたちは奪い合うようにそれをのぞき込みながら、“秘密”を探ろうとしています。
そして、<万華鏡>の中から発見した“秘密”を、こっそりと授業者に伝ようとする子どもたちが、休み時間の教室内に行列を作っていました。
▼ 2016/06/18(土) 算数の授業公開 2
「あっ、分かった!」……合同(同じ形で同じ大きさ)の三角形を敷き詰める操作を行いながら、子どもたちの中からうれしそうなつぶやきが聞こえてきます。
敷き詰めていくうちに、三角形の3つの角が合わさった部分が直線(90°)を作り出すことに気づき始めたのです。
個々が発見したことを、グループ内で発表し合い、ホワイトボードにまとめ上げていく時間が設けられました。クラス全体の場では発表しにくい子も、こうした少人数の場では、緊張せずに自分の考えを話すことができるのですね。どのグループも、活発に個々の思いを吐き出し合っていました。
そして、みんなの前で、それを班ごとに順番に発表していきます。グループでまとめ上げた意見、文字にまとまられている意見ですから、もうだれもが自信を持って説明できます。黒板の図を差し示しながら、どの子も堂々と発表していました。
▼ 2016/06/18(土) 算数の授業公開 1
17日(金)の3時間目、5年2組で算数の授業が公開されました。『図形の角の秘密を見つけよう』という単元の学習の公開でした。
まず、授業者は、電子黒板を使って、いろいろな形のタイルで敷き詰められた壁や階段等の写真を提示し、“敷き詰める”という意味をおさえました。
そして、その画像が消えて現れたのは、<三角国の三角大王よりの挑戦状>!
それを、子どもたちは、「おおっ、来たな!」という和らいだ表情で受け止めます。……そう、このクラスではこれまでも、こうした授業者の“遊び心”満載の学習が行われてきていたのです。
<三角大王>からは、「三角国のお城に三角形のタイルを敷き詰めたい。すき間無く敷き詰めるには、どんな三角形がよいだろう?」と、4種類の三角形が提示されました。
1.正三角形 2.直角三角形 3。二等辺三角形 4.その他の三角形
当然、子どもたちは、三角形をひっくり返しても辺の長さが同じだったり、直角(90°)があればそこを合わせて直線(180°)を作れたりするからと、「1」「2」「3」に太鼓判を押します。
が、「4」の「その他の三角形(3辺の長さも、3つの角の大きさも異なる三角形)」では……と、疑問が浮かび上がってきたようです。
そこで、事前に切ってあった三角形(その他の三角形)を取り出して、敷き詰め作業を行う時間が設けられました。
子どもたちの思考の実態を、事前にしっかり把握し予想してるからこその、スムーズなテンポのよい授業の流れです。