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メッセージ欄
2015年7月の日記
▼ 2015/07/22(水) 着衣泳教室 2
そして、いよいよ子どもたちの着衣泳体験が始まりました。
「うわっ、重いねえ!」「服がくっついて動きにくいよお。」―服を着たままシャワーを浴びた時から、子どもたちは気持ち悪そうです。
しかし、そのまま水に入り、“ペットボトル”や膨らめた“レジ袋”を胸に抱いて、静かに水に浮いている体験が始まると、みんな何度も何度も繰り返して、熱心に取り組み、「浮いたよお! 先生、見て見て!」と大いに興奮していました。
また、それを自分が活用する方法だけでなく、おぼれている人に向かって投げてあげることにも挑戦してみました。これなら正に、子どもたちにもできる「人命救助」体験です。
“ライフジャケット”も、子どもたちの人数分用意してくださり、一人ひとり、それを着ている時の上手な浮き方を教えていただきました。船に乗る時、釣りをしている時に、せっかく“ライフジャケット”を着用していても、その有効性を味わっておかなければ、いざという場合にあわててしまいますからね。
……しかし、何と言っても、自分で浮いていられることが大事です。「日赤」の方々は、最初と最後に、「力を抜いて静かに浮いている」こつを、熱心に繰り返し指導してくださいました。
これができれば、落ち着いた心で助けが来るのを待つことができますし、浮いて流れてくる物を冷静につかむこともでき、自らの命を守るチャンスが広がるのです。
楽しい“夏休み”を安心・安全に過ごすため、今日のような体験が、子どもたちの心を大きく広く育ててくれることを期待しています。
「日赤」の皆さん、丁寧なご指導、本当にありがとうございました。
▼ 2015/07/22(水) 着衣泳教室 1
今日の2時間目、4年生は、「日本赤十字社」の職員の方々を講師としてお招きし、<着衣泳教室>を開きました。“夏休み”を目前に控え、子どもたちに、水難事故から身を守る意識を持たせる上で、価値ある取組になりました。
まずは、「日赤」の職員が、川や池に自分が落ちてしまった際の、また、落ちてしまった人を見つけた際の対処について、様々なデモンストレーションを見せてくださいました。
くつを“はいている人”と“はいていない人”が水に入ると、前者の足が、くつの浮力によって浮かび上がってきます。
また、ランドセルの中身が“入っている人”と“入っていない人”が水に入ると、前者の体が、中に入っている本の浮力によって浮かび上がってきます。
……助けてくれる人が来るまで、少しでも長く浮いているためには、こうした豆知識も大切ですよね。子どもたちは、感心しながらその様子を見つめていました。
さらに、クーラーボックスぐらいの大きさになると、大人が4人もしがみついても、ぷかぷか浮いていることができました。そんな知識も、いざという時には役に立つかもしれません。
次に、川や池に落ちてしまった人を見つけた場合の対処です。
まずは、自分の身の周りを見渡し、つかまらせることができる物を探すよう投げかけられました。タオルでも、縄でも、棒でも、着ている服でも……つかまらせることができれば、助けられるチャンスが広がるということです。
正し、絶対に無理をしないということも強調されました。子どもの力では無理だと感じたら、すぐに、ほかの大人を探しに行くこと……大切ですね。これも、立派な人命救助につながるのですから。
▼ 2015/07/16(木) 交通安全を下級生に語る会
今朝は8時10分から、6年生が、「交通安全を下級生に語る会」を開きました。
1年生から5年生までが、通学区ごとに、パソコン室・理科室・音楽室・外国語ルーム・沢地ルームに集まり、担当の6年生の発表を聴くという形の会です。パソコンを使用する班が多いため、今日と明日の2回に分けて行うことになりました。
先週の金曜日に行われた「交通安全を語る会」は、“地区の大人”に向けてのメッセージの発信という意味合いが強かったのですが、今回の対象は、小学校の“下級生”。……そこで、6年生たちは、1年生にも伝わるように、ゆっくりと丁寧な口調で、言葉を選んで話していました。あれからすぐに、発表内容を再検討し合っていたのですね。立派な“交通安全リーダー”たちです。
下級生は、自分が毎日歩いている通学路についての話ですので、真剣に耳を傾け、興味深そうに聴き入っていました。
夏休みを1週間後に控え、各自が“安全な暮らし”に目を向ける機会が設けられたのは価値があると思います。6年生の皆さん、ご苦労様でした。
▼ 2015/07/14(火) 若手教員の育成に向けて
「子どもたちの学力を向上させるために、教員の“授業力”を高めよう」―今年度は、三島市教育委員会の、そんな熱い思いがひしひしと感じさせられます。
市内の全小中学校の、若手教員の授業を参観する日程を調整し、参観を実施した後には、その授業者に対して個別に丁寧な指導が行われているのです。
今日は、本校の5年生を担任する教員の授業を参観するために、2人の方が来校しました。
授業は、算数の『小数のわり算』。ここまで、「整数÷小数」の計算の仕方を勉強してきましたが、今日は、「小数÷小数」の計算が登場しました。
「どちらも小数だと計算しにくいから、“わる数”を整数にすればいいよ。」
「そうそう。前の授業で、どちらの数も10倍すれば、答えは同じってやったよね。」
「どちらの数も100倍すれば、両方とも整数になるよ。」
「ああ、その方が計算しやすいかなあ。」
……担任の投げかけに対して、あちこちから次々と子どもたちのつぶやきが弾けます。子どもたち一人ひとりが、授業に前向きに参加している様子がうかがえます。そして、夢中で手を挙げる姿からは、自分の思いをみんなに伝えようとする勢いが感じられます。
“授業力”については、きめ細かなご指導をいただくことでしょうが、まずは、そんな学級づくりに励んできた担任に、大きな拍手を送りたいものです。
「授業を人に観てもらうこと」は、教員の“授業力”を高める上で最も有効であると言われます。これからも、各自が大きな力を身につけるために、教育委員会や自校・他校の先生方の声を積極的に吸収する場を設けていきたいものです。
▼ 2015/07/14(火) 助けられました、図工での作業
今、4年生は、図工で「コリントゲーム」を作製中です。ご存じのとおり、「コリントゲーム」とは、板に何本も釘を打ち、その盤に球を打ち出し転がして遊ぶゲームです。今日の作業は、その盤に絵を描いたり、玉が外に飛び出さないように盤の周りに枠を付ける段階でした。
その枠になる角材を盤の大きさに合わせて切るには、のこぎりが必要です。その際に、子どもたちがけがをしないよう多くの目で見守るために、今回も、“教育活動支援ボランティア”の方々に声をかけることにしました。
すると、3人の保護者が快く引き受けてくださり、何と、2クラスの2時間ずつの図工の授業にずうっと就いていてくださいました。
そして、「角材が動かないようしっかりと固定すること」・「両刃ののこぎりの“縦引き”と”横引き”を使い分けること」・「のこぎりは“引く”時に力を加えること」等々……一人ひとりの子どもたちに、きめ細かく支援してくださり、子どもたちはみんな、安全に安心して作業に取り組むことができました。
ありがたいことです。この方々も、沢地小学校支援地域本部<かわせみ>に登録していらっしゃる方々です。沢地小の<かわせみ>―頼もしい存在です。