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▼ 2015/07/08(水) 三島めぐり 3
最後の見学場所は、<浄化センター>です。
(残念ながら、お昼から雨が降り出し、昼食は、この施設の近くの「長伏小」さんの図工室をお借りしました。本当に助かりました。ありがとうございました。)
さて、この施設は、家庭やお店、工場などで使われて下水道を流れてきた“汚れた水”を、自然環境に無害なものに変えて川に流していく施設なのです。
ここでは、この施設の機能がうまく編集された映像を、テレビで見せていただきました。子どもたちは、ゆっくりゆっくり時間をかけて、川や海の生物にとって“安心・安全な水”に変えていく様子を、感心しながらメモをとり続けていました。(なかなか集中力のある子どもたちです。最後までとても立派でした。)
なお、ここの施設の大半は屋外にあり、雨で濡れると滑りやすくて危険なために、見学できなかったのが心残りです。
しかし、施設の職員は、それを何とか少しでも補ってあげようと、“汚れた水”と、“手を加えた水”、そして“川に流せる状態になった水”の3種類を透明なびんに汲んできて、その違いを目と鼻を使って比べさせる場を設けてくださいました。
「校外学習」で最も大きな価値を持つ、五感を有効に使う場を与えてくださったことに感謝いたします。
(この施設で、水をきれいにしていくために活用している、自然環境に優しい“掃除屋さん”は、何と「バクテリア」。……でも、働き者の彼らも、“油”には苦しめられるそうです。流しに流さない工夫をしたいものですね。)
―この「三島めぐり」が、子どもたちの意識をどのように変えたか、今後の実践を見守っていきたいものです。
▼ 2015/07/08(水) 三島めぐり 2
2か所目の見学場所は、<中島浄水場>です。
三島市は、恵まれたことに、お隣の清水町にある“柿田川”から水が送られてきています。それを、安心・安全な飲める“水”に変えるのが、この施設なのです。
ここでも子どもたちは、最初に“講義”を受けました。
スクリーンに映し出された、写真やイラストを生かした分かりやすい説明と、部屋の側面に設置された、『駿豆水道のしくみ』を色鮮やかに表す電光掲示板。―子どもたちはここでも、大事なことを聞き漏らすまいと、一生懸命鉛筆を動かしていました。
そして、施設の見学に移りました。
“柿田川”から届いた水をきれいなものに変えていく過程の一つである「ろ過池」を、上からのぞき込んだり、さらに地下に下りて、その池の底の部分を透明ガラス越しに見せてもらったり……。ふだんは無意識に、蛇口から出てくる水を飲んだり使ったりしていますが、その陰に、様々な過程があることを再認識させられたことでしょう。
また、ここで作り出される“水”の安全性を確かなものするために、この施設のあちこちの箇所には「監視カメラ」が設置されています。さらに、ここに送られてくる“水”を汲み上げる柿田川の「水中ポンプ」設置箇所にまで「監視カメラ」が……。そして、それぞれの今の状況をリアルタイムに目にすることができるのです。人々の命にかかわる仕事に日夜携わってくださっている方々に対して、子どもたちはきっと、感謝の気持ちを抱くことができたのではないでしょうか。
(皆さん、この施設には、万が一、大きな災害が起こって“断水”してしまった場合に備えて、「緊急給水施設」が配備されていることをご存じでしたか? ポリタンクを持ってくれば、水をもらうことできるのです。本当にありがたいことですね。)
▼ 2015/07/08(水) 三島めぐり 1
今日は、4年1組が、<三島めぐり>に出かけました。(明日は、2組が出かけます。)
今、社会科で学習している『水はどこから』、そして、これから学習していく『ごみの処理と利用』に生かすための「校外学習」です。
「三島市の施設を見学することにより、“ごみ”や“水”とわたしたちの暮らしとのつながりについて理解したり、それらの施設で働く方々の工夫や苦労に気づいたりする」ことを目的としていました。
最初に立ち寄ったのは<清掃センター>です。
まず、子どもたちは“講義室”のような部屋に案内され、この施設の設備や機能についての丁寧な説明をしていただきました。みんな、一生懸命メモをとりながら、お話に耳を傾けていました。上記の目的につながるようなお話ばかりで、中には、疑問を解決できたように大きくうなずく子や、新たな事実を耳にして目を丸くする子が、あちこちで見られました。
そして、いよいよ、施設内の見学です。
次々と運び込まれてくる“燃えるごみ”が集められる「ごみピット」の内部を、透明なガラス越しに見せていただいたり、「焼却場」の各所の状況が映し出される表示板を前に説明していただいたり……子どもたちは一気にハイテンション! 正に、「百聞は一見にしかず」ですね。
“資源ごみ”の一つであるペットボトルがつぶされて固められ、ひもにくくられて出てくる様子にも、思わず、「おおっ!」と、感嘆の声が上がりました。
さらに、目の前で、“燃えないごみ”をがっしりとつかみ上げるクレーンの迫力にも圧倒されていました。
(ちなみに、この施設でのお話の中で、ぐさっと心に突き刺さったのは、「三島市は、1人が一日当たりに出すごみの量が、県内の10万人以上の市の中でいちばん多い」ということです。……う〜む、何とかしたいものですね。)