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▼ 2012/10/03(水) 指導主事をお招きしての教職員研修会
2日(火)、静岡県県総合教育センター・東部支援班の指導主事と、市の教育委員会の指導主事をお招きしての研修会が開かれました。
お二人には、全ての教員の授業を見ていただくと共に、全教員の研修のために公開される「研究授業」も参観していただきました。
公開されたのは、3年生の「学級会」の授業です。子どもたちから提案された、「みんなで『8の字跳び』にチャレンジして、記録を伸ばしたい」という思いを議題に取り上げ、「休み時間を使ってみんなで練習する時間を設けるかどうか」を検討し合いました。
大多数の<賛成派>の中に、ほんのわずかな<反対派>がいます。話合いは、この<反対派>の子どもたちの気持ちを、ぜひとも<賛成派>に近づけていこうという流れになりました。<反対派>は、「休み時間は自由に遊びたい」・「長縄跳びの練習自体が嫌」という思いを持っていました。
3年生という発達段階でありながらも、話合いは、互いの思いやりが随所に見られる立派なものでした。子どもたちは、「心を一つにしよう」とか「力を合わせて」というような“人間関係”を大切にした言葉を駆使して、一生懸命意見を述べていきました。
しかし、<反対派>の思いは固く、なかなか<賛成派>に近づいてきません。……熱心な意見交換の末、ようやく<「週1回」の練習ならOK>という折衷案に収まりかけましたが、やはりまだ、全員が<賛成派>に変わったという訳ではありません。
結局、「とにかく、まずはやってみよう」、「乗り気でない子については、担任と個別に話し合う時間を設ける」ということで、話合いは終結しました。
授業終了後、子どもたちは、『学級会プリント』の自己評価欄(話合いの振り返り)をチェックする時間が設けられました。覗き込んでみると、ほとんどの子が、「話合いに積極的に参加できた」ことに○を付けています。きっと、「学級会」への自分の前向きな参加に満足できたのでしょうね。
45分間の「学級会」は、“人間関係”を高め、深めていくのに、大きな価値ある場となったと思います。参観者はみんな、これからこのクラスで展開される「8の字跳び練習」の実践に、大きな期待を抱いたことでしょう。
お二人の指導主事からも、学級担任の「授業づくり」に対して、そして、このクラスの子どもたちの「成長ぶり」に対して、大きな賞賛をいただきました。
「特別活動」というもの、そして、「学級会」の在り方について、改めて見つめ直す機会が与えられた、有意義な研修会となりました。