音楽室で、「家庭教育学級」が開かれました。
　今日は、“芸術の秋”にふさわしく、＜ヴァイオリン入門＞。……講師として、ヴァイオリニストの酒井静香さんと、ピアニストの柏木恵美子さんが招かれました。

　まずは、お二人による演奏会から始まりました。
　第１部は、バッハの『Ｇ線上のアリア』やエルガーの『愛の挨拶』などのクラシックの演奏です。心地よい音色に、参加された学級生の皆さんは、気持ちよく酔わされます。目の前でヴァイオリンの音色を独り占めできるなんて、めったにできないことですよね。贅沢な気分を味わえました。

　第１部が終わると、ここでいよいよ「ヴァイオリン体験」の時間が設けられました。
　しかし、実物に触ることすら、ほとんど無い楽器です。皆、びくびくしながらヴァイオリンと弓を手にしました。……でも、参加者全員が『きらきら星』を演奏させてもらい大満足。今夜はきっと、誰もが我が子に、「ヴァイオリンを演奏したんだよ！」と胸を張って自慢することでしょう。
　
　第２部は、誰もが気軽に楽しめる曲が演奏されました。『美女と野獣』から始まり、あの『情熱大陸』や『おくりびと』・『ありがとう』……聴きながら、いろいろな映像が頭に浮かび上がり、思わず体が動き出しそうな思いでした。

　今回も、価値ある、もったいないくらいのひと時を過ごせた「家庭教育学級」でした。来年度は、もっともっと多くの方々に加わっていただけることを期待しています。

　４年生は、明日、本校の代表として、「三島市内小中学校音楽会」に出場します。
　今朝は、その４年生を励ます会が開かれました。また、明日の会場となる市民文化会館には、出場する児童・生徒しか入れませんので、今日は、そのお披露目も兼ねていました。そのため、朝の早い時間帯にもかかわらず、４年生の親御さんもたくさんいらっしゃいました。

　曲名は、『見上げてごらん　夜の星を』です。大人にとっては懐かしい歌ですが、子どもたちはきっと、（いい歌だなあ。）と新鮮な気持ちで受け止めたことでしょう。
　始めは、曲の旋律をリコーダーのみで演奏しました。優しい澄み切った音色が体育館に響き、聞いている者の心にしみ込んできました。
　そして、歌が始まります。どの子も、歌詞を、そしてメロディーを味わいながら、気持ちよさそうに歌っています。しっとりとした空気が体育館を静かに包み込んでいきました。聴いている子どもたちも、保護者の皆さんも、先生方も、歌声に酔わされているような感じでした。
　そして、最後に、児童代表から「励ましの言葉」が送られ、静かに会が閉じられました。

　４年生は、夏休み前からこの歌を練習してきました。あの暑い時期、音楽室から流れてくる歌声に心を癒されたことが思い起こされます。そして、運動会が終わってからの本格的な練習……本当によくがんばってきました。
　お疲れ様でした。明日は、広い会場で、思い切り気持ちよく歌ってきてくださいね。