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▼ 2015/06/07(日) 親子座禅会
今日は、<粋なオヤジの会>主催の「親子座禅会」が開かれました。
開催場所は、本校の近くにある『龍澤寺』です。杉林に囲まれた静かな山腹にある、白隠禅師が開いたお寺で、“禅宗の道場”として有名な所です。
朝の8時45分、70人もの親子が沢地小に集合し、みんなで並んでハイキング気分で龍澤寺まで歩きました。
お寺に到着してからは、まず、「奉仕作業」として本堂周辺の“草引き(草取り)”を行います。“お寺”という場所がそうさせるのか、子どもたちも大人も、みんなどこか神聖な気持ちで黙々と作業に取り組んでいました。
そして、広い本堂に入り、70人の参加者が、ゆったりと分散して堂内に用意された座布団に座りました。
最初に3人の僧侶が、「龍澤寺の歴史」や、「修行の様子」、そして、「座禅について」をお話してくださいました。
今回は、初心者ばかりということもあり、「座禅」は、片足だけを組む「半跡朕座(はんかふざ)」で挑戦することになりました。そのほかにも、“姿勢”や“視線”、“手の組み方”や“呼吸の仕方”まで教えていただきました。
続いて、『般若心経』の読経。子どもたちも、何とかついてこようと、一生懸命「経本」のコピーを目で追っていました。
いよいよ始まります。20分間の「座禅」を、間に休憩を入れて2回行います。
止静鐘(しじょうしょう)<鐘3回>が鳴り、拍子木の音が堂内にぴんと響きました。……“無の境地”に至らなければならないのですが、なかなか難しいものです。(う〜、足が痛い。)(腰を真っ直ぐ伸ばさなくちゃ。)(あと何分かなあ?)……悲しき“妄想(もうぞう)”が抜けきれません。終わりの合図が響くと、それを待ちかねていたように、みんな、足をもみほぐしたり体を前後に曲げ伸ばししたり……。
2回目は、僧侶からの“励まし”である「警策(きょうさく・けいさく)」をいただく場を設けてくださいました(“希望者制”ですが……。) 静かにゆっくり歩いて回られる僧侶に、自ら“合掌”すると、「警策」をいただけます。静まりかえった堂内の所々から、「パン、パンッ! パン、パンッ!」という心地よい音が聞こえてきました。(みんな、体験してみたかったんだな。)と、また妄想しながら、合掌している自分がいました。
「20分間×2回」―子どもたちもよくがんばりました。一生に一度あるかどうかの、素晴らしい初体験だったと思います。どこかに、ほんのちょっぴり生まれ変わった自分がいるような気がして、すがすがしい気持ちでお寺を後にしました。
「龍澤寺」の皆さん(そして、<粋なオヤジの会>の皆さん)、貴重な体験の場を提供してくださり、本当にありがとうございました。全校児童に体験させたいと考えさせられるほど、価値あるひとときだったと思います。