昼休みに実施されている「沢地ミュージックステーション」の上映会も、昨日で３日目を迎えました。

　いろいろな学年の子どもたちが次々と登場しては、振りを付けながら一生懸命歌っている姿が映し出されます。
　たくさんの人の前で自分を堂々と表現できる子が、こんなにもたくさんいるのは喜ばしいことです。また、人を喜ばせようというサービス精神に満ちている子が、こんなにもたくさんいることに驚かされます。

　この日も、出場した仲間を応援しようと、多くの子どもたちが体育館にやってきていました。

　今朝は、今年度最後の「学年集会」が開かれました。最後ということで、クラス対抗のゲームを行った学年が多いようでした。

　左の写真は、２年生。ゲームの前に、『負けないで』の合唱を行っていました。担当の子たちの楽器演奏に合わせて歌っている姿は、微笑ましいものでした。その後に、クラス対抗の「ドッジボール」を楽しんでいました。
　
　真ん中の写真は、５年生。「ドッジボール」ですが、どちらのチームにも、“デカパン”に入った二人組の“王様”がいます。その“デカパン王”が当てられないように、他のみんなで守ります。“王様”の回りを取り囲み、必死で守ろうとする姿は、とても健気に見えました。

　右の写真は、６年生。これも「ドッジボール」ですが、ゲームの最中に、急にホイッスルがなります。すると、みんなが次々とつながり始め、『ジェンカ』を踊り出すではありませんか。そして、再度ホイッスルが鳴ると、「ドッジボール」再開！　楽しそうに踊り、真剣にボールを投げ合う姿……。ひょっとしたら、この「ドッジボール」が、この子たちの人生最後の「ドッジボール」なるのかもしれませんね。

　来年度は、「学年集会」の回数を増やしていく予定です。クラスの枠を超えた仲間の触れ合いの場を増やし、互いに刺激し合って成長する姿を期待しているのです。きっと、内容も工夫され、この集会の価値は、大きく高められていくことでしょう。

花や果物・野菜、グローブ、ラケット、トウシューズ、メダル、上履き、ランドセル、リーダーワッペン、マスコット……描いたら面白そうな物、自分が好きな物、思い出が詰まった物……子どもたちはいろいろな物を持ってきていました。

　筆ペンを動かし始めると、もう夢中です。すっかり自分の世界に入り込んでいきました。小さな“葉書”サイズの紙に、対象物を大きく描き出そうとしています。細かな部分まで、繊細に描き込んでいる子も見られます。
　そして、色つけ。……筆ペンで描かれた物に色を置いていくことで、それが生き生きと浮き上がってきます。一生懸命色を作り、丁寧に色を重ねていくうちに、子どもたちの表情が柔らかくなってくるのが分かります。

　次々と作品が仕上がっていきます。子どもたちは、うれしそうに、自慢げに先生に見せに行き、温かく認められていました。
　＜卒業＞を前に、また一つ思い出をつくり上げた６年生。これもきっと、小学校生活での大切な宝物に加えられていくのでしょう。

　＜卒業＞を目前に控えた６年生が、「絵手紙教室」を開きました。講師は、以前本校で教鞭を執っていらした植野博美先生です。
（２月の始め頃に予定していたのですが、風邪やインフルエンザの蔓延により中止になり、ようやく実現できたのです。）

　「へたでいい！　へたがいい！」……植野先生は、絵を描くのが苦手な子どもたちの抵抗感を一気に吹き飛ばし、「絵手紙」のこつを端的に指導してくださいました。
　その勢いに乗って、子どもたちはさっそく創作活動に取りかかりました。
　描きたいものを持ってきていますので、それをいかに効果的に表すかが勝負です。子どもたちは持ってきた物をいろいろな角度から眺め、筆ペンを動かし始めました。

　今年度最後の「ジンタ号」来校です。
　この日を待ちに待っていた子どもたちが、車内に吸い込まれていきます。
　自分が求めている本を一生懸命探す子、友達に薦められた本にうれしそうに手を伸ばす子、やっと見つけた本に目を輝かしている子……（本当に“本好き”なんだなあ。）と感じさせられます。
　この子たちは、この１年間で何冊の本に巡り会ったことでしょうね。きっと、何度も何度も＜本の世界＞に飛び込んで、豊かな心を育めたことと思います。

　「ジンタ号」さん、ありがとうございました。来年度も、“本好き”な子どもたちをもっともっとたくさん生み出すために、いろいろな本を運び続けてくださいね。