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▼ 2015/10/28(水) 自主研究発表会4
授業終了後は、授業を公開した教室を使い、低・中・高学年に分かれて「分科会」を開きました。
今年度、各学年団で行われた公開授業を紹介しながら、そこから得られた成果が語られたり、今日の授業の良さや課題を討議したり、授業を通しての子どもたち一人ひとりの変容を挙げ合ったり……と、どの教室でも熱心な話し合いが行われていました。
他の小学校や、校種が異なる幼稚園や中学校の先生方が加わっていますから、いつもの校内研修と比べると視点がぐんと広がり、さらに充実した話し合いができたように思います。参加してくださった、幼稚園や他校の先生方は、お忙しい中来校してくださっただけあって、本校の研究に強い興味・関心を示していらっしゃいました。
私たちは、この方々からいただいた貴重なご意見を有効に生かして、さらに研究を深めていきたいと考えています。本当にありがとうございました。
(また、この場をお借りして、事前の丁寧なご指導、さらに「分科会」での価値あるご助言を務めてくださった3人の先生方に、心より感謝申し上げます。)
▼ 2015/10/28(水) 自主研究発表会 3
高学年部は、6年が算数の「比とその応用」の授業を公開しました。
今年度の「全国学力学習状況調査」の算数でも、子どもたちは全国的に、<割合>の学習でのつまづきが見られました。
それを意識して、授業者は、子どもたちに<割合>の学習に興味を持たせ、楽しく前向きに取り込ませたいという思いを強く抱いていました。
授業では、6年の2人の担任の<好みの濃さの「コーヒー牛乳」>を「比」で提示しました。まずは、「コーヒー:牛乳」を4種類の「比」で表し、「同じ濃さ」のものに仲間分けさせます。そして、仲間分けした「比」から、きまりを見つけ出させていくのです。
「コーヒーのかさが3倍になると、牛乳のかさも3倍」、「コーヒーのかさが半分になると、牛乳のかさも半分」……「比」の“きまり”が子どもたちから挙げられます。
そして、ひとひねりした「比」を提示して、その“きまり”がそこでも当てはまるか揺さぶりをかけました。与えられた問題に真剣に取り組む子どもたちの姿勢に、授業者の思いが届いていることを感じました。
普段は、個々が自分の思いをのびのびとつぶやき合う楽しいクラスですが、この日はどこか緊張ぎみ。(お〜い、いつもの君らはどこ行った〜? ……う〜む、意外と本番に弱い子たちなのかも……。)
6年生の授業ということで、中学校の先生方も参観にいらしたために、いいところを見せようとしていたのかもしれませんね。
▼ 2015/10/28(水) 自主研究発表会 2
中学年部は3年が、物語文の『モチモチの木』を自分に引きつけて読ませる、国語の学習を行っていました。
授業者は、作者の「斎藤隆介」が描く<優しさ>の読み進め方を学ぶことを通して、この作者が書いた他の作品にも興味を持たせることをねらっています。
「じさま」が苦しんでいるのを目の当たりにした、臆病な主人公「豆太」が、“こわい”真っ暗な夜道を、たった1人で「医者様」を呼びに駆け出していきます。……愛する「じさま」が死んでしまうかもしれないという、もっと大きな“こわさ”がそれを乗り越えさせたのです。
授業者はここまで、授業の終わりに、自分に引きつけて読み取らせる手立てとして、『今日の豆太』を書き続けてさせてきました。……そして、この日も子どもたちは、「豆太」から受け止めた様々な思いを素直に表現していました。
子どもたちはきっと、こうして授業ごとに、<「斎藤隆介」の世界>に少しずつ少しずつ入り込んでいっていることでしょう。
▼ 2015/10/28(水) 自主研究発表会 1
27日(火)、三島市内の幼稚園・小中学校の先生方をお招きして、「自主研究発表会」を開きました。市の研究指定は25・26年度の2年間で、昨年「発表会」を行ったのですが、先生方自らが“ステップアップ”を求めて、引き続き、3年目の研究を発表する場を設けたのです。
昨年度よりも規模は小さくなりましたが、低・中・高学年から各1クラスずつが、授業を公開しました。
低学年部は1年が、算数の「たしざん」の授業を行いました。ここまで、<1けたの数+1けたの数=10を越える数>になる繰り上がりのある「たしざん」を学習してきて、子どもたちはかなり自信を持ち始めています。
そんな子どもたちに、ずらりと並べられた「たしざんカード」の表から、“秘密”を見つけさせる内容でした。答えが同じ数になる「たしざん」は、“<たされる数>が1減ると、<たす数>が1増える”ことを見つけ出させることをねらっています。(例;「9+3=12」→「8+4=12」→「7+5=12)
授業者は、黒板に貼る「たしざんカード」も、子どもたちに配布した「たしざんカード」も、<たされる数>を赤、<たす数>を青で色分けし、視覚的な支援を試みました。人数分の「たしざんカード」の準備は、大変だったことでしょうね。
「答えが同じになる列を見ると、赤が1減ると、青が1増える」……そんな表現で、数とにらめっこした成果を現している子たちも見られました。
幼稚園の先生方も参観に来てくださり、うれしそうに張り切って学習に取り組んでいた1年生でした。