６年生の子どもたちが次々と、職員室に電話を借りに来ました。
　どうやら、東京の浅草にある専門店や工房に、「修学旅行」当日のお願いをしながら、到着時刻や活動時間等を伝えているようです。

　６年生は、「修学旅行」２日目の＜班別行動＞の中に、班ごとに希望する＜物作り体験学習＞をさせていただく時間帯が設けられています。
　「江戸提灯（ちょうちん）」や「飴細工（あめざいく）」、「江戸風鈴」や「江戸硝子（ガラス）工芸」、「桐（きり）木目込み」といった、東京に残る“江戸工芸”を実際に体験させてもらうのです。
　
　担任が、夏休み前から、浅草にあるいくつもの専門店や工房に電話をかけて、子どもたちの＜体験活動＞についての交渉に汗を流している姿を目にしていました。もうすでに、相手先からの承諾はいただいているのです。
　今回は、子どもたち自らに電話をかけさせ、自分たちで話し合って決められた詳細を伝えさせる場を設けたのです。きっと、子どもたちに、社会を“よりよく生きる力”・“たくましく生きる力”を身につけさせることをねらっているのでしょう。
　子どもたちは、メモをもとに、丁寧な言葉遣いでしっかりと受け答えができていました。（少し離れた所からそっと見守る担任の姿が、安心感を生み出していたのだと思います。）

　これから班ごとに、さらに、コースや移動手段等を検討していきます。ますます、わくわく感が高まっていく時ですね。ぜひ、小学校生活での最高の思い出作りを、思いっきり楽しんで欲しいものです。