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▼ 2016/09/07(水) 算数の公開授業 2
班ごとの話し合いを支援しながら、授業者は、様々な解き方を取り上げて黒板に貼っていました。
そして、黒板前に全員を集めて座らせ、黒板に提示された解き方をした子をみんなで囲んで、順番にそれを解説させました。
・2つの違う大きさの直方体に分け、それぞれの体積を足す
・へこんだ部分を補って大きな直方体に変え、後でその補った分の体積を引く
・出っ張った部分を切り取って移動させ、違う形の直方体に変えて体積を求める
・同じ大きさの6つの立方体に分け、1つ分の立方体の体積を6倍する
・同じ形の物をもう一つ組み合わせた大きな直方体の体積を求め、2で割る
・立体の見方を換え、“L字型”の部分を「底面」とし、それに伴う「高さ」をかける
―立体模型を手に、多様な解き方が解説されていくと、聴いている側のみんなは、盛んにうなずいたり、「ああ、なるほど!」と感嘆の声を上げたり……。温かい雰囲気で、前に立つ子を包んでいる感じがしました。
席に戻り、今解説された様々な解き方を振り返りながら、今日の学習をプリントにまとめていきます。
そして、今度は<再生タイム>。プリントにまとめた“今日学んだこと”を、隣同士で説明し合うのです。こうして、自分の言葉に置き換えて人に説明することで、学んだことが自分のものになっていくことを狙っているのでしょう。
今日の授業まで、すでに4人の先生方が公開授業を行っています。
前に公開された授業から得られたものが、次の授業者によって、クラスの子どもたちの実態に応じて色づけされ、授業に生かされていくのです。
今日の授業も、今までの公開授業から得られた“良さ”があちこちに生かされた、価値あるものとなっていました。こうした積み上げにより、今後も、<沢地小色>のよりよい授業を構築していくことを目指したいと思います。
▼ 2016/09/07(水) 算数の公開授業 1
2時間目に、6年1組で算数の授業が公開されました。『立体の面積』の中での、「工夫して体積を求める」学習が展開されました。
授業の最初には<振り返りタイム>が設定されおり、前の授業で学習した内容を隣同士で確認し合います。子どもたちは、指定された時間を意識しながら、ノートを見返して勢いよく伝え合っていました。
そして、今日の学習課題が提示されます。
電子黒板に、1つの立体を様々な方向から撮った“平面図”のような写真が次々と映し出され、子どもたちの視線を釘付けにします。最後に、斜めから撮った写真が提示されることで、その立体の形が浮き彫りになりました。……そう、今日は、四角柱が組み合わされた、この立体の体積を求めるのです。
まずは、一人ひとりが自分だけで考える時間が与えられました。授業者は、考えあぐんでいる子に、工作用紙で作った実際の立体模型をさりげなく渡しています。そこからは、全員が自分の考えを確実に持てるようにと、各自の思考を手助けする配慮がうかがえました。
次に、グループを作って、互いに考えを交換し合う場が設けられます。ここでも各班に立体模型が配られることで、自分の考えを仲間に伝えやすくする支援となりました。子どもたちは、互いの考えの中から素直に良さを認め合い、仲間から示される考え方をヒントに、さらに様々な解き方が生まれてくることを楽しんでいるようでした。