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▼ 2016/09/16(金) 参観・懇談会 1
「夏休み」が明けて3週間。子どもたちが、再び学校生活に馴染み始めた姿を見ていただくための「参観会」が開かれました。今回も、熱心な保護者の皆さんが、たくさん来校してくださいました。
「電子黒板」に『デジタル教科書』を映し出し、子どもたちが行った作業に間違いが無いかどうかを、各自に確認させているクラスがありました。若い保護者が増えてきましたが、それでもご自分が、「電子黒板」を活用した授業を受けたことは無いと思います。この先生は、その有効性を保護者の皆さんに分かっていただこうというねらいで、この授業を組んだのでしょう。
2人に1台ずつミシンを与え、糸を使って縫う作業に取り組ませようとしているクラスがありました。小学校では、男性でも、家庭科を自分で指導したいという先生がかなりいます。ここまで、ミシンの仕組みや使い方を学び、空縫いまではやってきました。今回は、親御さんのご支援をいただくことで、子どもたち一人ひとりにたくさんの手や目が行き届き、安心・安全に、そして確実に作業できることをねらったのです。ここでも「電子黒板」が効果的に使われ、気をつけたいポイントが絞られて映し出されていきました。
子どもたちが全員、教室の前に集まり、先生が作業を行う手元をじっと見つめているクラスがありました。「電子黒板」に映し出せば、一人ひとりが自分の席で見ることもできるはずです。しかし、この先生は、敢えて子どもたちをぎゅうっと集めて、個々のつぶやきや息づかいを互いに感じ合わせることで、活動意欲に刺激を与えていました。「ここは『電子黒板』を使わない方が子どもにとって価値がある」……そんなことまで、先生方は考えているのです。
三島市の小学校の全ての教室に「電子黒板」が設置され、ちょうど1年が過ぎようとしています。私たちは今、この「電子黒板」をどのような場で使うのが、本当に有効なのかを確認し合っているところです。そんな様子が垣間見られた「参観会」になったのではないでしょうか。