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▼ 2016/10/28(金) いじめ防止集会 2
3年生の2クラスは1つの教室に入り、「いじめ防止集会」を開いていました。
覗き込んだらちょうど、電子黒板を使って、「○×ゲーム」が行われているところでした。……「○×ゲーム」といっても、<いじめ>とは何かを自覚させるための問題ばかりです。自分が意識していない何気ない言動が、相手にとっては<心理的、物理的な攻撃であり、精神的な苦痛を与える>ことにつながっていなかったかどうかを、しっかり振り返る場が与えられていました。
5年生の2クラスは、少人数教室で「いじめ防止集会」を開いていました。
静まりかえった教室の中では、大型絵本・『しげちゃん』の「読み聞かせ」が行われていました。このお話は、女優・室井滋さんが、自分の生育歴を描いています。
<「しげる」という名前のせいで、男の子と間違えられたり、名前を使ってからかわれたりと、名前のせいで嫌なことがたくさんあった。……でも、親の、「しげる」に込められた想いを知って、この名前をもっともっと好きになろうとする自分に変わっていった。>
そういえば、この学年には何人か、「しげちゃん」と同じように、名前に絡んだからかいを受けている子もいたようです。そんな実態に応じた選書だったのでしょうね。
さらに、子どもたちは、一人ひとりの個性の裏には、親の大きな存在や大きな愛情があることも見つめ直せたことと思います。
6年生の2クラスも1つの教室に入り、「いじめ防止集会」を行っていました。
女子が全員“目隠し”をしています。そんな何も見えない状況の女子を、男子が廊下に連れ出して、また元の位置まで誘導する体験にチャレンジしていました。
―これは、「トラストウォーク」といって、<どれほど相手を信頼出来るか>ということをねらいとしています。また、目を閉じている方は、怖いと思うかもしれませんが、大切なのは、<どれほど自分の中に怖さがあるのかを知る>ことだそうです。
「修学旅行」を目前にして、相手の気持ちに立って、“互いに信頼できる関係”を作っていかせようという訳です。そして当然、「いじめ防止」につながる価値ある体験だったと思います。
(4年生は、学年での特別な授業を実施する都合で、後日の実施となります。)
▼ 2016/10/28(金) いじめ防止集会 1
平成18年、文科省から、「いじめ」についての新しい定義が示されました。
<「いじめ」とは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」である。また、個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとする。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。>
27日(木)の朝、学年毎に、「いじめ防止集会」の場が設けられました。
1・2年生は、沢地ルームにて、合同で集会を開いていました。
まず、全員で、『ビリーブ』を合唱します。きっと、この集会を通して、子どもたちに、<“信じ合う”心の大切さ・尊さ>を見つめ直させる伏線としての選曲だったのでしょう。「やさしい声で歌おうね。」という先生の投げ掛けに応えて、子どもたちは、優しい声で、互いの声の温かさを確かめ合うように歌っていました。
続いて、「読み聞かせ」に入ります。マーカス・フィスターの絵本・『にじいろのさかな しましまをたすける』が、この集会にとって価値あるものとして選書されたようです。子どもたちはみんな、ストーリーにじいっと耳を傾け、絵本の絵を食い入るように見つめていました。
<見た目が自分と異なる者を仲間はずれにする>……子どもたちは、今までの自分にそんな言動が無かったかを、真剣に振り返っているようでした。そして、「にじうお」が、<一度は仲間はずれにしてしまった者を命がけで助ける>姿に、これからの自分のあるべき姿を見つめていたのではないでしょうか。
▼ 2016/10/28(金) 「みんなで的当て」にチャレンジ!
今年から、『体力アップコンテスト・しずおか』に、新種目が加わりました。「みんなで的当て」というものです。
一辺が1mと2mの正方形の的があり、それに向かって5m・10m・15m離れた位置からソフトボールを投げるのです。そして、難度が高いほど点数が上がります。
2mの大きさの的に5mの位置から当てると“5点”ですが、1mの大きさの的に15mの位置から当てると“30点”……クラスの全員が各自3回ずつ投げて、その合計得点で他校と競い合うのです。
今週は、朝の7時40分から、体育委員会の運営のもとで、この種目へのチャレンジが始まりました。毎朝、ペア学級毎、順番に体育館に集められて、種目の説明と練習が繰り返されています。
2学期の体育委員たちも意欲的で、“学校をよりよくしていきたい”という気持ちが充ち満ちています。低学年には分かりやすく丁寧な指示を出している姿は微笑ましく、参加者全体に対する“安全第一”の姿勢にも感心させられました。
さらに、給食の時間の全校放送を使って、高得点を出した子を紹介するような、チャレンジ意識を刺激する手立ても講じていました。
静岡県は、ここ数年間、他県と比較して<投力>が劣っていることが課題として挙げられています。楽しみながら運動に取り組み、これを克服できたらいいですね。