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メッセージ欄
2016年2月の日記
▼ 2016/02/05(金) 4年生の公開授業 2
「物語の最初と最後で、ごんはどのように変わったのだろう。」
……物語のクライマックスを迎える今日の授業でしたが、子どもたちは、「ごん」と「兵十」を自分に引きつけ、“顔”を、“音”を、“声”を思い浮かべながら読み深めている感じでした。それぞれの思いを、隣同士や班の仲間と真剣に交流し合う姿も印象的でした。
授業の流れに沿って作り上げてきた<リーフレット>も、完成が目の前まで見えてきました。一人ひとりの“色”を感じさせる素敵な<リーフレット>……。
しかし、実はこれから、さらに“自分色”を発揮させる学習が待っているのです。
子どもたちには、『ごんぎつね』を読み進めながら、この作者である「新美南吉」が書いた他の作品を、並行して読み進める課題も与えられていたのです。
『ごんぎつね』を使って身に付けた“物語の読み方”を生かして、自分が選んだ「南吉」の作品を<リーフレット>にまとめ上げ、それをみんなで紹介し合っていくのです。
今の「国語」の学習は、≪その教材を学ぶ≫だけで終わらず、≪その教材から学んだことを活用する≫ことまで求められているのです。
今回の授業では、そんな新しい「国語」に挑戦する授業者の前向きな姿勢が、ここかしこに感じられた素晴らしい授業だったと思います。きっと、他の先生方も、たくさんのいろいろな刺激を得ることができたはずです。―大いに価値ある授業公開になりました。
▼ 2016/02/05(金) 4年生の授業公開 1
2時間目、4年2組で「国語」の授業が公開されました。
あの有名な『ごんぎつね』を教材として、<物語から、登場人物の人物像や気持ちの変化を読み取る>力を身に付けさせることをねらった学習です。
ここまでみんなで、「ごん」と「兵十」の人物像を念頭に、双方の互いに対する“心の距離”を読み取ってきました。授業者は、それを視覚化するために、「心情曲線」を使って分かりやすく表したものをホワイトボードに貼り、<ごんと兵十のコーナー>として教室に設置してありました。子どもたちにとってはこれが、ここまでの自分たちの歩みであり、これからのヒントにもなっていくのです。
また、授業者は、子どもたち一人ひとりにその歩みを“自分色”の形に表出させるため、<リーフレット>を作るという活動を盛り込んでいました。そこからは、授業者の、子どもたちに“学習でのねらい”を絶えず意識化させていきたいという意図がうかがえました。
今、「国語」の授業では、各学習のまとまり(単元)の中で、子どもたちにどのような力を身につけさせていくのかを追究し、それを効果的に行うために<課題解決的な(言語)活動>を盛り込むことが推奨されています。
今日の授業からは、それに立ち向かう授業者の前向きな姿勢が感じられ、感心させられました。子どもたちも、投げ掛けられた課題にしっかりと食いつき、意欲的に学習に取り組んでいました。
▼ 2016/02/04(木) 入学説明会
10時30分から、28年度に入学する「新1年生」の保護者を対象とした「入学説明会」が開かれました。
この4月に本校に入学する児童は、今のところ“46人”。……そこで、寒い体育館で行うよりも、エアコンが効く部屋でやった方が、保護者の皆さんもうれしいだろうと、「さわやかルーム」で行うことにしました。
まず、校長先生から、「小学1年生の親」としての心構えが投げ掛けられました。保護者の中には、大きくうなずきながらお話に耳を傾け、メモまでとっていらっしゃる方も見られました。お子さんと共に、小学校生活に真っ直ぐ突入しようという前向きな姿勢がうかがえ、うれしくなりました。
続いて、三島市役所地域安全課の職員による「防犯講話」です。お子さんの安全を守るために、「入学前に行っておいて欲しいこと」が提案されました。「通学路や『かけこみ110番の家』の確認」や「防犯ブザーの有効活用」等について、具体的なことが話されました。
そして、しおりを元に、パワーポイントで画像を映し出しながら、「入学の心得や準備」、「学校給食」・「学校保健」、さらに、「事務手続き」等々、学校の各担当職員からの説明が次々となされていきました。
細々としたことが一気にたくさん伝えられて、あせっている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、あと2か月もあるのです。我が子が「1年生」になる日を指折り数えながら、あせらずゆっくり、一つずつ一つずつこなしていきましょう。
教職員も、子どもたちも、「新1年生」の入学を、心待ちにしていますよ。
▼ 2016/02/04(木) 全校集会<図書集会>
<読書旬間>も終盤を迎え、今朝は、図書委員会主催の「全校集会」が開かれました。何日も前から準備や練習に取り組む図書委員たちの姿からは、この集会に向けた意気込みが感じられました。
会では最初に、学年ごとの“人気のある本・ベスト3”が発表されました。
1年生の「3位;『こぐまのクーク物語』シリーズ」・「2位;『かいけつゾロリ』シリーズ」・「1位;『迷路』シリーズ」……を始め、各学年の“色(発達段階)”がうかがえ、興味深い紹介でした。
そして、劇・『ねずみの嫁入り』の発表です。だれもが知っている、繰り返しが生きたストーリーですので、観ている子どもたちも、「次に登場するのは……」とステージに釘付けになって十分楽しんでいました。きっと、「もう一度読んでみようかな。」と、改めて図書室に足を運ぶ子が現れることでしょう。
<読書旬間>も明日が最終日ですが、図書委員や学校司書の活躍で、“多くの子どもたちの「読書」への興味を引き出す”、そして、“図書室に自ら足を運ばせる”効果のあった10日間になったと思います。よくがんばりましたね。お疲れ様!