これも、「修学旅行」の最中のことですが、１２日（木）・１３日（金）の２日間、近隣の山田中学校の生徒が２人、本校に「職場体験活動」にやって来ていました。
　三島市の中学校は、＜キャリア教育＞の一環として、市内の様々な“職場”に依頼して、生徒たちに体験活動をさせる場を設けているのです。

　本校に来た２人は、共に１年生のクラスで２日間を過ごすことになりました。
　授業の中で困っている子がいたら支援をしてあげたり、子どもたちと一緒に給食を食べたり、掃除をしたり、図書室で学校司書の手伝いをしたり……２人共、２日間、楽しそうに“小学校の先生”を体験していました。

　休み時間には進んで１年生と一緒に遊ぶような２人の前向きな姿勢に、ちびっ子たちはすぐに親しみを感じ、べたべたとくっ付いて甘えまくっていました。
　さて、「“小学校の先生”体験」はいかがだったでしょうか？　＜将来＞の職業選びのヒントになったでしょうか？　何年後かの２人に、再び会ってみたい気がしました。

　そして、「給食」の試食に移りました。
　この日の献立は、＜コーンピラフ・秋味シチュー・こんにゃくサラダ・牛乳・デザート（みかん）＞です。
　「コーンピラフ」の味付けの優しさや“むき海老”まで入っていることに感心されたり、「秋味シチュー」に入ったさつまいもやしめじから“季節感”を確認されたり、「こんにゃくサラダ」のヘルシーさを喜ばれたり……本校自慢の給食に、満足そうに舌鼓を打たれていました。

　また、教室の後ろには、以前の活動で挑戦した「陶芸教室」で作った作品が、焼き上げられて飾られていました。どれも素敵なおしゃれな作品で、大いに感心させられました。……様々な取組を行っているのですねえ。

　いかがでしょう。皆さんも、来年はぜひ、「家庭教育学級」に加わり、“自分作り”・“仲間作り”を楽しんでみませんか？

参加されたお母さん方の中には、「鰹節削り」を経験したことがないという方もいらっしゃったようです。（ほとんどの家庭には、一家に一台「削り器」が備えられていた時代もあったのですが……。もう、数十年も昔のことなのですねえ。）

　しかし、栄養士の指導の下で、皆さん一生懸命取り組まれ、しだいにこつを覚え、あちこちから、シュッ、シュッという気持ちよい音が聞こえ始めました。
　中には本当に上手な方もいらっしゃり、こまめに他のグループのお手伝いに回ってくださいました。―室内は、鰹節のおいしそうな香りにすっかり包まれていました。

　予定時刻を過ぎても、熱中して活動を続けられ、どの方のビニル袋も「削り節」でぱんぱんに膨れ上がり、よいお土産ができました。
　その日の夜食にはきっと、香り高い出汁（だし）の効いた、おいしい献立が並んだことでしょう。

　１２日（木）、「修学旅行」の最中に、学校では「家庭教育学級」が開かれていました。今回の活動は、＜給食の試食会＞と＜鰹節（かつおぶし）削り体験＞です。

　なお、この活動は、三島市が推進している《食育》の一環としてとらえられ、「家庭教育学級」の役員さんが、市より、“みしまるくん・みしまるこちゃん”のイラストがあしらわれた「カレンダー・手帳用シール」をいただいてきてくださいました。シールの台紙の上には、《毎月１９日は食育の日「家族や仲間と食事をしよう」》という呼びかけが掲げられていました。
　……そう、三島市では、毎月１９日を「家族団らんの日」と決めています。（ご存知でしたか？）

　「家庭教育学級」は、このような啓発も行いながら、活動を“家庭教育”に生かそうと考えているのです。